鍼灸・AOIブログ
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院長ブログ

ボランティア活動と私(Ⅲ)

ケニアから帰った私は、エイズのことをもっと知りたいと思い、内海医師にお願い
して、友人たちを巻き込んで「エイズ学習会」を開催しました。

そこに集まった人達とTATという団体を立ち上げ、若者向けのHIV/AIDS予防啓発
活動を始め、その後名古屋周辺のHIV/AIDS予防啓発関連の他の団体の方々と
手を取りあって、『世界エイズデー in NAGOYA (WADNワドン)』を立ち上げました。

WADNは12月1日の世界エイズデーを中心とする活動をしていますが、HIV/AIDS
を自分たちに身近な問題として捉えてもらえるように、7月の愛知サマーセミナーで
中高校生に向けての講座を担当したり、格闘技のイベントで予防啓発ブースを
開設しています。
詳しくは、鍼灸・AOIのホームページの『社会貢献』をご覧ください。

ケニア・ナイロビのスラム地区での無料医療活動は2002・2004年の2年間、現地で
鍼灸治療をさせていただきました。痛みを軽減する治療としていつも人気です。

私達、アサンテ ナゴヤが現在のゲムイースト村とのご縁ができたのは、2009年から
です。医療キャンプにご協力いただいている薬剤師の讃岐珠緒さんが橋渡しをして
くださいました。

2010年から昨年まで4年間、毎年9月に現地で5日間の無料医療活動を継続して
きました。診療科目は、内科・小児科・歯科・皮膚科・鍼灸科と薬剤部です。
今年もまた訪問を予定しています。キャンプには遠方からも多くの人達が診療に
訪れ、毎回大盛況です。今年も待っておいでのことでしょう。

そのゲム村に医療の核となるコミュニティセンターが近々完成します。
多くの皆様から募金を賜りました。心よりお礼を申し上げます。
今後はこのセンターを活用しての医療活動になります。
現地の人達の力とご支援してくださる方々のお力をお借りして進めて参ります。

どうぞ今後ともご支援よろしくお願い申し上げます。
アサンテ ナゴヤのホームページも是非ご覧くださいませ。

ボランティア活動と私(Ⅱ)

私がケニアと関わるようになったのは、今から12年ほど前です。
或るとき、高校時代の仲間で忘年会がありました。
その席に同級生の内海 眞医師が参加してくださいました。

彼が、その数年前からケニアのスラム地区で無料医療キャンプに参加されて
いることを知っていた私は、「私に何かお手伝いできることはないか?」とお
尋ねしたところ、「キャンプで鍼灸治療を手伝ったらどうか?」と言ってくださり、
翌年のキャンプに同行させていただくことになったのです。

その医療チームはニューヨークと日本の混合のチームからなっており、現地で
合流して、ナイロビのスラム地区であるプムワニ村で内科・小児科・歯科・鍼灸
などの診療がされました。

本来の目的は現地でのHIV/AIDSの現状調査と今後の対策なのですが、調査の
ためのHIV抗体検査を全面に出せば、人々は人目をはばかり、集まってきません。
そこで、一般の診療がなされ、希望者に検査を受けてもらうのです。

そこで、見せてもらった検体の感染率の高さが、その後の私のHIV/AIDSとの関わり
決定付けました。
検体の陽性率は30%近くだったのです。これは、私が知識として知っていた
サハラ砂漠以南の感染率そのものでした。30代の女性に至っては50%でした。

私は、とてもショックでした。このままではいけない!何かしなければ・・・。と、
強く思いました。

ボランティア活動と私 (Ⅰ)

私は現在、ケニアの農村で無料医療活動をしている団体の理事を
させていただいています。

私とボランティア活動との関わりは、学生時代に遡ります。

京都で学生時代を過ごした私は、新聞記事で読んだ養護施設を訪問する会
に参加して、京都市内の施設の子供達と遊んだり、学んだりすることから
始めました。

その後、知的障がいの人達を支援する会にも長い間関わりました。
今も代表の方との交流は続いています。

私が国際協力ボランティアに感心を持つようになったのは、大学卒業間近に
出会った、アジアに井戸を贈る会が最初でした。

ボランティアという言葉が使われるようになったのは、ちょうどその頃大阪市に
ボランティアビューローができてからと記憶しています。

私とケニアとの関わりは、次回書かせいただくことにします。

羽生選手と置鍼

ソチオリンピックでのフィギュアスケート羽生選手の演技、素晴らしかったですね。
遅ればせながら、金メダルおめでとうございます。

羽生選手が喘息に悩まされていることは、報道で知っていましたが、その克服に
鍼灸治療で使われる置鍼が役に立っていることは知りませんでした。

昨年から、硬い上半身かをほぐすため、市販の「置鍼」を使うようになったとのことです。
肺周辺の筋肉が軟らかくなれば、姿勢もよくなり呼吸もしやすくなるのです。
専門家の助言も受け、人体図を見ながら研究したとのことです。

羽生選手の輝かしい栄光の陰には、競技のための努力だけでなく、健康の管理・
体力の増強にも並々ならぬ努力をしているのですね。

彼が使っている「置鍼」は、当院の患者様にも好評です。
今日もジャズダンスの練習中に捻挫した女子学生の治療後に、ポイントのツボに
「置鍼」をしました。2~3日後の舞台にも立つことができるでしょう。

この「置鍼」は、患者様の海外旅行のお伴にもなります。御守りにもなります。
とても頼りになるお伴なのです。

花粉症対策

まだまだ寒い日が続いていますが、そろそろ花粉情報が気になる季節になってきました。

少し早めの対策として、鼻づまり、鼻水などの症状で悩まれている時は、
是非鍼灸のツボ療法を試してみましょう。

詳しくは、2013年2月の鍼灸AOIのホームページのAOI通信をご覧ください。
ツボの説明が載っています。
来月にも掲載予定です。是非参考になさってください。

花粉症、諦めないでくださいね。
気長に鍼灸治療を続ければ、免疫力も高まり、体質が変わってきます。
当院にはそのような患者様が沢山いらっしゃいます。

雪の日に

今日は朝から雪模様。名古屋市内もご覧のように雪景色となりました。
鍼灸・AOIの近くの布池教会も雪に霞んで見えます。

バス停待っていてもバスが来ないからとキャンセルのお電話もいただきました。
インフルエンザにかかられた方もいます。

今日は折しも、バレンタインデーです。
ロマンチックと見るか、迷惑と考えるか・・・?

いずれにしても皆様、足元にはくれぐれもご用心!!

セイリン工場見学(Ⅱ)

昨日、鍼灸師会の研修で訪れたセイリン(株)清水工場の見学について少し
報告をさせていただきます。

鍼の出来る工程は、まず安心・安全なステンレスの材料を調達することから
始まります。仕入れた材料を綿密に検査し、合格したステンレスの鍼がねを
沢山束ね、必要な長さに切断してから1本1本研磨されます。

その鍼先の研磨もセイリン(株)独自の研磨技術があり、昨日参加した先生方は
その鍼先がとても患者様に好評とお話されていました。
私もそう思います。鍼が入った時の痛みがあまり感じません。

工場では、温度・湿度の他、室内の圧力を高くするなど、外部からの異物の侵入に
細心の注意が払われています。
出荷の前に、特殊な方法で滅菌もされています。

製品はロットナンバー毎に見本を管理し、時々抜き打ち的に商品の維持管理状況
をチェックされているとのこと。

セイリンさんの鍼に益々、信頼がおけるようになりました。
見学を企画し、当日お世話になった先生方やセイリン(株)の社長様はじめ社員の
皆様方に感謝致します。

セイリン工場見学(Ⅰ)

今日は祝日ですので、愛知県鍼灸専門師会の皆さんと静岡市清水区にある、
デスポ鍼を製造しているセイリン株式会社の工場に見学に向かっています。

セイリン(株)は、世界で初めて鍼灸部門においてデスポ鍼を世に送り出した
会社です。

普段お世話になっている使い捨て鍼ですので、しっかり見学させていただきたい
と思います。

また、私が関わっているNPO法人アフリカ支援アサンテ ナゴヤのケニアでの
医療キャンプの鍼灸治療の際に、セイリンさんに鍼の提供をしていただいたこと
もありますので、そのお礼も述べさせていただこうと思っています。

不妊症治療

不妊症治療の為に鍼灸治療を希望されて来院される方がいらっしゃいます。

お話を聞いてみると、多くの方が体の冷えや足の浮腫みを訴えていらっしゃいます。

以前、こんな方が来院されました。赤ちゃんが欲しいと来院されたのですが、診察をさせて
いただくと、足の浮腫みがひどく、足首の形がわからないくらいです。
冷えもありました。

そこで患者様には、赤ちゃんを恵まれるにはお母さんになる為の体の準備をしましょう!
と冷えと浮腫みの解消の治療をさせていただきました。

浮腫みが解消され足首の形が綺麗になり、冷えも良くなられた頃、笑顔で、「先生おかげ様で、
恵まれました!」と嬉しい報告を受けました。

子どもさんも大きくなられたことでしょうね。

薬剤師としての私の役割

これまでに、鍼灸・AOIのブログに『鍼灸治療への想い(Ⅰ)~(Ⅲ)』として、薬剤師でも
ある私が、何故、治療家としての鍼灸師の道を選んだか?書かせていただきましたが、
薬剤師の役割を捨ててしまったわけではありません。

確かに私は、なるべく薬を飲ませない薬剤師を目指そうと思いました。
ここで、誤解のないようにお伝えしますが、必要な薬は絶対に服用してください。
慢性病や心をコントロールするための薬、アトピーなど皮膚病の薬などは、医師や薬剤師の
指示に従って服用してくださいね。
勝手に飲んだり、飲まなかったりすると、かえって症状が悪化しますのでご注意ください。

また、複数の医療機関にかかって複数科のお薬を服用していらっしゃる方は、必ずそのことを
ドクターや薬剤師さんに告げてください。
お薬には、相乗効果とかの逆に効果が悪くなる、飲みあわせてはいけない薬が沢山あります。

最近は、薬剤師さんによる服薬指導がされていますので、わからないこと、不安に思うことは
必ず相談なさることをお勧めします。
自己判断での薬の服用は止めましょう!

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