皆さんはもうご覧になりましたか?
私はお正月休み明けの連休中に観てきました。
前日に友人から勧められて、前日の夜から気合を入れていたつもりでしたが、出足が遅れ、
劇場に着いた時にもらった整理番号は、最後のほうに近い番号でした。
確保できた席は前から2列目。
『首が痛くなるかなぁ~。こんな席はいつぶりかしら?』なんて、考えていました。
でも、上映が始まると、何とも言えない素朴なアニメと、主人公すずを演ずる、「のんちゃん」の
何とも言えないゆったりとした声に引き込まれて、首のことはすっかり忘れていました。
私たちが忘れかけていた日本の原風景、普通の暮らし。
大上段に構えることもなく、ごく自然に訴えている、戦争の悲惨さ。
いろいろ考えさせられました。
この映画が2016年度のキネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位を獲得したのはご存知のこと
と思います。
「観ると語りたくなる映画です」という新聞広告の中で、糸井重里さんはこのように
書いています。
みんな、一秒もむだにするまいとスクリーンを観つめていた。
「なんでもない日」、「なんでもない人」、「なんでもない場所」が、
ほんとうに大切に描かれていた。
アニメ映画における、声優さんの声はとても大切ですね。のんちゃん、とてもよかったです!!
因みに、私は「となりのトトロ」が大好きですが、糸井重里さんのお父さんも素敵です。