鍼灸・AOIブログ
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患者様の声

40代 男性 熱中症から復帰!

当院を掛け込み寺にしていらっしゃるYさん。
昨日、お昼休みに悲痛な声で電話をくださいました。今後は何?

名古屋が今年の最高気温38度を記録した、先週の 金曜日(7/30)に外で仕事中、
熱中症で救急車のお世話になったとのこと。
脱水症状によるふくらはぎ、臀部、体側、胃のあたりのひきつりがあったそうです。
昨日来院されたときはその後遺症で上記の部分にしこりがあって少し抑えるだけで
とても痛そうでした。
ふくらはぎを中心に灸頭鍼などの鍼灸治療をさせていただきましたところ、随分身体の
緊張が緩まれたようで、治療が終わった時には完全復されていました。よかった!

彼は7月半ばには、公園の剪定作業中に スズメバチに刺されて大変な思いをされた
ようです。公園にあった スズメバチの巣はその後撤去されたそうです。その公園は、
幼稚園生や高齢者の方々がよく来るところなので、「僕が刺されてよかった。」、と
おっしゃっていました。Yさん、優しいんですね!!

Yさんの口癖、「先生、体の管理の為にまた近いうちに来るからね!」
前回聞いたのは半年前でした。次はどんな症状で掛け込んで来るんでしょうね?!

10代男性 肉離れ 、早くサッカーがしたい!

2カ月前に、左大腿部前面部に肉離れを起こしたサッカー少年。
以前にやはりサッカーで故障した他のサッカー少年の紹介で来院されました。

2カ月前の肉離れは、一旦良くなったのですが、1ヶ月後に同じ場所を肉離れし、
その後その部分がしこりとなって、思い切り蹴ることが出来ない状況です。

1回の治療でかなり改善したのですが、現場復帰はもう少し先でしょうか。
1ヶ月後に大きな試合があるとか。
何とか、しましょう!

でも、2〜3日後の試合に間に合うように何とかして!ではなくてよかったです。

50代 男性(肘が痛い、肘が伸びない)

開業当初から何か事あるごとに通院して下さっている建築関連のお仕事をされている男性。
さて、今度の症状は? と思ったら、「先生、左の肘が痛い、伸びない・・・」というのです。

いつから? 今年の2月から。整形外科に通っているけど、良くならなくって・・・。
何か原因は? わからない・・・。

何で4カ月も経ってから来るかなぁ?
原因がないはずないけどなぁ?

と、思いながら治療を始めました。2回、局所付近や左肩関節の周囲を 中心に鍼灸治療を
しましたが、「変化がよくわからない。」と、おっしゃる。

そこで、もう一度 肘の周囲をよく観察すると、正中神経に沿った腱がとても硬くなっています。
そのせいで、手の先のしびれも起きているのでしょう。

良く話を聞いてみると、建築現場で足場に乗ったり降りたりする時に主に左手をついていたとのこと。
右手は種類を持って現場監督をしているから・・・。原因はそれ!でした。

腱の硬いところをほぐす治療と、整形外科の上手なマッサージ師さんのおかげで随分良くなられました。

80代女性 人工透析でも元気

5年前から人工透析を受けている80代の女性。
最初は目の症状で来院されました。
「眼の視野が落ち着かず、ロンパリの様だ。」と 、本人のお言葉。
眼科の先生に訴えても適切な対応を していただけず、鍼灸なら・・・と、ある紹介者
の方を通して来院してくださいました。

その眼の症状は数回の鍼灸治療で落ち着かれたようです。
眼科の先生に自慢げに、「先生は何にもしてくれなかったけど、鍼灸ですぐに良くなった。」
と、おっしゃった そうです。

その後も体調管理の為、2週間に一度の割合で通院してくださっています。
先日、付き添いの方の都合で、3週間ぶりの治療になりました。患者さんの皮膚は土色に
なっており、とても疲れて辛そうでした。

治療後、顔の血色は良くなり、ご機嫌が良くなりよくおしゃべりをされていました。
人工透析をされている方の健康管理にお役にたっているのを実感させていただきました。
いつもご来院ありがとうございます。

不妊症(Ⅵ) 当院の不妊治療実績

当院にも不妊症治療の為に鍼灸治療を希望されて来院される方が多くいらっしゃいます。
妊娠を望む方々に対して私がお話しさせていただくのは、「まず、赤ちゃんを迎え入れる
ことができるような心や体を整えましょうね!」 ということです。

お話を聞いてみると、多くの方が体の冷えや足のむくみを訴えていらっしゃいます。
そのような方々には、手足や子宮の裏側を温める治療 を繰り返すことによって体の冷えや
足のむくみを改善させていただき、その結果ご懐妊という方が何人もいらっしゃいます。

また、ストレスや不安感を抱えていらっしゃる方々もその状態を整えることによって、お子さん
に恵まれる例もあります。

鍼灸治療はホルモンや神経系などの調整 し、自然治癒力を高めることによって、その方にとって
一番相応しい心身の状態を整える治療法です。
ですからその方が心から赤ちゃんを望まれえば、そのお手伝いをすることができるのです。

ただし、これまで何度もお伝えしましたように、妊娠には適齢期というものがありますので、
お手伝いに限界がある場合もあります。

不妊症に関する症例は、以下のブログを参考になさってください。
2014.1/25   30代女性 ご懐妊、 2/1 不妊症治療、 3/20 30代女性 不妊症、
6/13 40代女性 不妊症(最後のチャレンジ)

この他にも、特に不妊治療をしていたわけではありませんが、患者さんの体の状態を整える
治療をすることによって、 「おかげさまで赤ちゃんに恵まれました。」という嬉しい言葉を
開業以来、多くの方からお聞きしています。

不妊症(Ⅴ) 不妊治療(東洋医学領域として)

さてでは、鍼灸治療を含めた東洋医学では、不妊症に対してどのような治療がされるのでしょうか?

不妊の原因としてあげられるのが、
冷え性(冷たい食べ物・飲み物の取りすぎ、冷房、薄着、運動不足、むくみ)
働き過ぎ、過剰なストレス、不規則な生活など

です。このような状況や体の状態を改善すれば、妊娠に恵まれるチャンスが高まります。
特に冷え性は大敵です。

不妊治療をされている方々への治療は、冷えに対する鍼灸治療は勿論のこと、女性ホルモンの
バランスや胃腸を整える全身治療をすることによって、「ステップアップ治療」での卵子の状態を
良い状態にするお手伝いができます。

また、いろいろなストレスを軽減して安定した精神状態を保つことができるような治療や、不安感を
軽減するための治療やアドバスをさせていただくこともできます。

最近はレディスクリニックで漢方薬を処方されることが多くなってきました。
女性には、当帰芍薬散、桂枝ブクリョウ丸など不妊症に有効な漢方薬がありますので、先生に
ご相談ください。

冷えやむくみを取る鍼灸治療やホルモンバランスを整える鍼灸治療を施術することによってご懐妊された
臨床例は当院でもいくつかあります。 明日はその例をお話しましょう。

不妊症(Ⅳ) 不妊治療(産婦人科領域として)

以下はある産婦人科のクリニックのホームページを参考に書かせていただきます。

産婦人科治療の流れとしては、まず基本検査をし、異常が見つからなければ、排卵と射精のタイミングを
より正確に合わせるタイミング療法をします。

だいたい半年をメドに、結果が出なければ次は排卵誘発(卵巣を刺激して卵胞を多く 成熟させる)をする
という具合に、手段を変えていきます。それを「ステップアップ治療」と呼んでいます。

それでも結果が出なければ、人工授精(精子を子宮に入れる)→体外受精(卵子に精子をふりかける)
→顕微授精(卵子の中に精子を入れる)と、手段や方法をより高度なものに変えていきます。
そこで妊娠すれば、その段階で何らかの障害をクリアしたということです。

ステップアップ治療というのは、ある治療をして、それに対して結果が出るかどうかで判断するもので、
どのくらいで次に進むかはドクターや患者さんによりいろいろですが、一般的に5~6周期でステップアップし、
2年以内に結果を出すことが望ましいとされています。

「ステップアップ治療」のステージ

タイミング療法→人工授精(精子を子宮に入れる)→体外受精(卵子に精子をふりかける)
→顕微授精(卵子の中に精子を入れる)

 

 

 

 

 

 

 

不妊症(Ⅲ) 妊娠力に影響を及ぼすもの②

女性の年齢と1年以内の妊娠率や妊娠までに要した平均期間を見てみましょう。
妊娠率でみると、20代後半から少しずつ低くなり始め、30代後半になると低下に拍車がかかります。
また、妊娠するまでの平均期間では、20代前半では、妊娠を希望してから平均2〜3カ月くらいで
妊娠するものの、35歳を超えると平均6カ月以上かかるようになります。

女性の結婚年齢が年々高くなっている現代、妊娠する力がすでに低下した年齢から子づくりを
スタートすることになります。明らかな不妊の原因がなくても、加齢による卵巣機能の低下(卵子の老化)に
よって妊娠しにくい女性が増えているといえます。

このように、”妊娠適齢期”と”妊娠希望年齢”のギャップが、現代型不妊症の主な原因であると言えます。

不妊治療でも解決できない卵子の老化

卵子の老化を食い止めるには、どうしたらいいのでしょうか?下のグラフは体外受精の年齢別の
妊娠率です。妊娠率や出産率は年齢とともに低くなっていることが一目でわかります。
つまりは、卵子の老化による妊娠率の低下に対しては、最先端の生殖医療をもってしても治療できない
というわけです。

不妊症(Ⅱ) 妊娠力に影響を及ぼすもの①

妊娠に最も影響は大きいのが、女性の年齢です。

女性は年齢とともに妊娠しにくくなる

女性の年齢と妊娠には、密接な関係があり、女性が年齢を重ねれば重ねるほど、妊娠しにくくなります。
そして、それには、卵子のなりたちが関係しています。

男性は、毎日新しい精子をつくり続けていますが、女性は生まれたときには卵巣内にすべての卵子の元がすでに
存在し、新たにつくられることはありません。そのため、加齢とともに、卵子は少なくなり、その質も低下してしまいます。

年齢とともに卵巣内の卵子は少なくなっていくのですが、その減り方は下のグラフの通りです。
女性が生まれる前には、既に、その卵巣には約200万個の卵子が備わっています。
ところが、その後は減る一方で、月経のはじまる思春期頃までには、約180万個が自然消滅し、
約20万個にまで減ってしまいます。
そして、月経がはじまってからは、一回の周期に約1000個、1日に換算すると30~40個も減り続けると
言われています。さらに、30代半ば以降はそれに拍車がかかり、37歳で約2万5千個、そして、
閉経をもってゼロになってしまうのです。

一方、残っている卵子は、本人と一緒に年をとっていきますから、カラダのさまざまな臓器と同じように「老化」します。
そのため、数が減ってしまうだけでなく、質も低下してしまうのです。

このようなメカニズムによって、年齢が高くなるほど、排卵はしていても質のよい卵子が排卵される頻度が少なく
なっていきます。これが、年齢とともに妊娠率が低くなる、最も大きな理由です。

不妊症(Ⅰ) 不妊症とは 

以前から約束していますように、当院のホームページの婦人科部門の情報を充実するための
準備を始めました。 私自身がもう一度知識を整理するつもりで勉強させていただきます。

まず、Wikipedia(ウィキペデイア)から

不妊症とは、世界保健機関による定義は「避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態
となっているようです。

日本では正常なカップルでは妊娠を希望し性生活を行った場合は6か月以内に65%、1年で80%、
2年で90%、3年で93%が妊娠にいたるとされています。よって日本においては、妊娠を望んでいる
カップルの約10%が不妊症であるとされています。

なお、男性側に問題があるケースが約40%、女性側に問題があるケースが40%、両性に問題がある
ケースが15%、原因不明な場合が5%あるとされています。

一方で妊娠するのだが、習慣性流産となってしまう場合を不育症といいます。
不育症は広義の不妊症の一部に組み込まれることもありますが、基本的には概念が異なります。

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