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AOI通信 2017年4月号

今月のテーマは「不眠症」

心地よい眠りが得られない、いわゆる不眠症の原因は精神的なものが考えられますが、加えて肉体的な症状をともなう場合もあります。不眠で悩む人はみずおちから左右の脇腹にかけて重苦しい、背中が凝る、足が冷えるといった症状を訴えることが多いのも事実です。こういった際には、ツボ療法を試みてみましょう。たとえば第九助軟骨付着部の下際「期門」、へそから指三本分下の「関元」、足の裏で足指を曲げると最もくぼむ場所の「湧泉」。さらに、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右両側「天柱」、第七胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分「膈兪」、同じく第九胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分「肝兪」、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」などを刺激すると効果的です。体調が整えば気分もスッキリ、眠りもグッスリ。ツボ療法で快適な眠りと目覚めを。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~心地よく眠り、すっきり目覚めよう~

ストレスの緩和や血糖値の安定など、さまざまな効果をもたらす早寝早起き。朝すっきり目覚めるためには、睡眠の質を上げることが大切です。良質な睡眠は最初に深く眠り、だんだん浅くなるというパターンをたどりますが、パソコンやスマートフォンの画面から出る青色の光「ブルーライト」を浴びると、睡眠を促すメラトニンの分泌が抑制されるほか、交感神経が高ぶって寝つきが悪くなり、深い眠りが明け方に訪れてしまいます。インターネットやメールなどは寝る2時間前には済ませましょう。目覚めに太陽の光を浴びると、生命活動を営むために体の中に備わる体内時計がリセットされ、活動状態に導かれます。

【健康ミニメモ】

トリプトファン:タンパク質が分解してできる必須アミノ酸の一種で、体内で吸収されて脳に運ばれた後、快眠に必要なセロトニンに変化します。体内で合成できないので、食事から摂取しましょう。トリプトファンは牛乳、乳製品、ナッツ類などのタンパク質に含まれています。朝食でトリプトファンを摂ると、日中セロトニンに変化し、夜にはメロトニンが分泌され快眠しやすくなります。

ことわざ健康法 ~早起きは三文の徳~

朝早く起きるとよいことがあるという教え。早く起きると、ゆっくり朝食を摂る時間が生まれたり、軽い運動をする余裕が出てきたりと、規則正しいリズムが身に付いてきます。また、朝の時間はドーパミンやアドレナリンなどの脳内物質が大量に分泌され、集中力ややる気を生み出します。このような状態で1日をスタートさせると、より心身ともに健康的で充実した1日を過ごせます。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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