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AOI通信 2010年2月号

今月のテーマは 「肌荒れ・皮膚の異常」

カサつく、ザラザラするといった肌の荒れを治すためには、やはり全身の体調を整えることが基本。

先天の気(人間が生まれたときから備えている生体エネルギー)が宿るといわれる腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指2 本分に位置する 「腎ゆ」後天の気(飲食物から得るエネルギー)が宿るといわれる第一腰椎棘突起下から左右外側へ指2分に位置する「三焦ゆ」を刺激してみましょう。
手首の甲側の間接の中央に位置する「陽池」、足の内くるぶしのすぐ後ろに位置する「太谿」は内臓の状態を整え、栄養を体中に行き渡らせるのに効果的なツボです。
へそから指四本分下に位置する「関元」も胃腸の働きを整えます。アレルギー体質からくるじんま疹や湿疹には首の後ろの根元、 第一胸椎棘突起の上に位置する「大椎」、しみ・そばかす・いぼなどの皮膚の異常には、 背中の第三胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「肺ゆ」と鎖骨の外側のくぼみから指一本分下に位置する「中府」、 皮膚病には手首の小指側の骨の隆起のところに位置する「養老」が効果的。
それぞれの症状にあったツボ療法をしてみましょう。

※ゼイリン「鍼のはなし」より引用・抜粋

カゼの予防と治し方

人間は、一年に五回はカゼを引くそうですが、引き始めに体力で何とかはね返しているのです。
この自衛の治癒能力を内気といいます。そして、カゼのことを昔は外気とか風邪、感冒と呼んでいました。
漢方医学では、「カゼは背中から引く、日暮れに引く」という教えがあります。 初期の治し方の基本は「発汗」つまり、からだの表面をうろついているウイルスを汗と一緒に追い出すわけです。 具体的な方法のいくつかを紹介しましょう。
1.暑い日本茶をたっぷり呑んで体温を上げる。
 日本茶は茶素といって、カゼ薬としての要素を十分に備えています。
2.生姜と砂糖のはいったくず湯を熱いうちに服用する。
3.梅干の黒焼きに砂糖と熱湯。
4.白粥に白ねぎの刻みと梅干。
5.酒の熱燗一合と卵一個の卵酒。
食事には鍋物や風呂ふき大根、味噌汁など身体の芯から暖まるものがよいです。
カゼは万病の元。
内気と外気を心得て、身体を暖め、水分を補い、背中と日暮れの養生を忘れずに、元気に冬を過ごしたいものです。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

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