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AOI通信 2010年11月号

今月のテーマは 「からだの疲れ」

肉体的な疲れは集中力や気力を奪い、精神的な疲労感にもつながりやすいものです。日常の生活でたまってしまった疲労にはツボ療法が効果的。疲労に対する基本のツボは、みずおちとへそを結んだ線の中央「中脘」、へその真下指二本分の所「気海」、手首甲側の中央「陽池」、腰の第一腰椎棘突起下から左右外側に指二本分「三焦愈」です。さらに補助的なツボとして、足の裏で足指を曲げるともっともくぼむ場所の「湧泉」、手のひらのほぼ中央でこぶしを握ると中指と薬指が手のひらにあたるところの中間「労宮」も使うと良いでしょう。しかし、ツボ療法に頼るだけではなくまず生活のリズムを整えることも大切です。十分な睡眠と心安らぐ休憩を心がけましょう。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

柿の話

柿が赤くなると医者が青くなる、と言われてきました。爽やかな食欲の秋の季節は、健康そのものでありたいですね。秋の味覚としても欠かせないこの柿は、栄養や薬能の面からも、あるいはまた、生活の中でも古くから深い関わりと大変な親しみをもたれてきました。
  柿は、果実は勿論のこと、葉も蔕(へた)も渋も木も、全てが素晴らしい含みをもった自然からの贈り物であることに注目したいです。未熟な青柿は、渋柿同様で、多量の渋(タンニン)を含んでいますが、熟すとタンニンが酸化して、褐班(ゴマ・モク)になり、元来の甘味と酵素で渋が消えます。 甘柿は良質の糖分と、多量のビタミンC、ペクチン(腸の働きを良くする)を含有していますが、胃 腸を冷やすので、夜間の過食や、冷え性の方は慎んだほうが良いです。
   柿の葉中に含まれるビタミンCは、葉100g中若葉で1000mgであるのに対し、レモンは1個で、わずか50mgでしかないのです。この天然のビタミンCの驚くべき含有は他に類をみないので、葉や柿の葉茶が愛用されるのも当然です。血管強化、血液浄化、動脈硬化、脳卒中、高血圧、糖尿、がん、カゼの予防、老化予防には高度な薬草です。
 柿蔕(してい)は、横隔膜や呼吸補助筋の痙攣するシャックリに、5~10gを生姜や甘草と共に煎出し用いると、不思議と言うほどの効果があります。柿渋を酒盃に一杯と同量の大根おろしを同時に 服用し続けると、タンニンがビタミンPと似ているので、血管強化や脳出血、中風に意外な効果を見せてくれます。
 因みに、柿の花の花言葉は、「慈愛」です。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

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