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AOI通信 2011年12月号

今月のテーマは 「腰痛」

腰の痛みというと、昔はお年寄りのものと思われがちでしたが、最近は若い人にも多く見受けられるようです。
特に、ぎっくり腰や椎間板ヘルニア、変形性腰椎症などを患った場合は、その痛みに音をあげてしまうことでしょう。
そのような時、腰痛をやわらげてくれるツボは、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」、第四腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「大腸兪」、第五腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「関元兪」で、腰痛の三大ツボといわれています。さらに、へその左右外側へ指二本分にある「天枢」、ふくらはぎのほぼ中央筋肉がアキレス腱に変わる位置の「承山」、 足首正面中央のくぼみ「解谿」を押さえるといいでしょう。腰痛の三大ツボから順に「腎兪」→「大腸兪」→「関元兪」そして「天枢」→「承山」→「解谿」と指圧していくのが治療のコツです。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

カゼの予防と治し方

人間は、1年に5回ほどカゼを引くそうですが、引き始めに体力で何とかはね返しているのです。 漢方医学ではカゼの考え方を、大変合理的にしかも自然の理に叶った解釈をしています。 からだにバランスのとれた栄養が補われていて、睡眠や休養が充分にとられ、体内に必要な水分が整っていれば、体温の調節能力も、外気の攻撃を防御する力も整備されています。更に、気に張りがあれば、体内の気と血と水は連携プレーで外気の風邪(ふうじゃ)をスクランブルすることができます。この自衛の治癒能力を内気と名づけています。 漢方医学では、“カゼは背中から引く、日暮れにひく”という教えがあります。日暮れの寒さに、疲労と空腹と水分不足になると、体温も内気も低下するから、カゼを引いてしまうという警告です。 したがって、先ず背中を大切にしてベストや上着で保温することがカゼの予防になります。
カゼの初期の治し方の基本は、“発汗”です。カゼを引いて発熱するのは、からだの防衛反応が十分に働いて、カゼのウィルスと闘っているところ。つまり、体温を上昇させることで、ウィルスをやっつけているのです。
具体的な方法を紹介します。

1.熱い日本茶をたっぷり呑んで体温を上げる。
2.葛湯を呑む。(葛粉スプーン2杯、おろし生姜1杯、砂糖2杯)
3.梅干の黒焼きに砂糖と熱湯。
4.白粥に白ねぎの刻みと梅干。
5.酒の熱燗1合に卵1個の卵酒。

漢方薬に葛根湯という名処方があります。消炎、鎮痛、鎮咳やアレルギーを除く作用も優れていて、扁桃炎、中耳炎、乳腺炎にも特効があります。カゼ薬の常備薬としてぜひ携帯したいものです。
カゼは万病のもと。内気と外気を心得て、からだを温め、水分を補い、背中と日暮れの養生を忘れずに、元気に冬を過ごしたいものです。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

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