AOI通信
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AOI通信 2018年7月号

今月のテーマは 「倦怠感」

 だれにでも、原因がはっきりわからない体のだるさ、疲れやすさを感じるときがあるでしょう? ですが、あまりにも頻繁だったり、長く続くようだったら、ちょっと心配です。漢方、東洋医学では、こうした腎気(精力)が欠乏した状態を“腎虚”と呼んでいます。“腎”とは両親より受け継いだ体力を維持する臓器を意味し、この働きを活性化させるツボの代表的なものが、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本のところに位置する「腎兪」です。また、腰の第一腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「三焦兪」も、エネルギーを取り入れるツボとして、“腎虚”の解消に効果があります。疲れすぎて体全体が重くだるい時、寝付かれないときなどは、足の裏で足指を曲げると最もくぼむ所に位置する「湧泉」をよく揉むとよいでしょう。「湧泉」は生命の泉が湧くところとされ、昔から疲労回復によく用いられています。そのほかにも疲労回復には、「中脘」、「気海」、「陽池」などのツボが効果的です。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~ 熱中症は初期症状を見逃さず対策を ~

 暑さが原因で起こる熱中症は、全身に影響が出る可能性があります。対応が遅れるとだるさ、頭痛、
下痢、食欲不振などの後遺症が残ることもあるので初期症状を見逃さないように注意しましょう。
 熱中症の初期症状はめまい、大量の汗、立ちくらみなど。これらの症状を放置せず、涼しい場所に移動し、冷やしたタオルや氷、冷却剤などを首、わきの下、足の付け根に当てて体を冷やし、水分と少量の塩分を補給してください。ただし一般的な熱中症のイメージと違って、汗が出ない場合もあります。
 また、高齢者の熱中症はなんとなく元気がない、返答がぼんやりするなど、認知症と間違えやすい症状が起こることも。いつもと様子が違う場合はすぐに、医療機関を受診しましょう。

【健康ミニメモ】

 カリウム:カリウムは細胞内液に多く含まれており、失われると脱水症状に。筋肉の働きを良くする効果もあるため、熱中症にかかった時の回復力を高めてくれます。あずき、いんげん豆、のり、すいかなどに多く含まれているので、日頃からしっかりとりましょう。

ことわざ健康法 ~ 急がば回れ ~

 急を要することは時間がかかっても安全・確実に行うほうが、結果的には早く目的を達成できるという教え。熱中症にかかり汗と共に失われた水分やナトリウムは、水と少量の食塩で補いましょう。食塩の量は水1Lに対して小さじ3分の1程度を目安に。効果を急いで一度にたくさん飲むのではなく、焦らず様子を見ながら50~100mlずつ飲むようにしましょう。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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