世界的な格差拡大に警鐘を鳴らす「21世紀の資本」の著者、トマ・ピケティ氏が4日間の
日本滞在を終えて帰国しました。様々な分野で話題となりましたが、皆さんはどのような
ことを思われましたでしょうか?

私は、東大の学生に対する講義の記事や、NHKクローズアップ現代の国谷キャスターとのやり取りを
とても興味深く読み、聴きました。

以下、NHKクローズアップ現代のHPから一部抜粋させていただきます。

これまでの格差論では、労働者の賃金が論点となっていましたが、一方、ピケティ教授が注目したのは
労働者の賃金ではなく、株や不動産、預金などの資本でした。この資本が格差拡大の大きな原因では
ないかと考えたのです。

まず、資本はどれくらいあるのか。
調査によると、世界中の労働者や企業が1年間に生み出した富に対して、資本の量はその4倍以上
蓄えられていたことが分かったのです。
ではこの資本を一体誰が手にしているのか。

アメリカの場合、トップ10%の層が全体の70%の資本を保有しています。
それに続く40%の中間層が25%。
残り僅か5%を50%の人たちが持っていることが明らかになりました。
一握りの人が資本を独占的に保有していることが、現代の格差を生み出しているとしています。

ピケティ氏は、この資本に対して課税できないか?と考えているのです。
ただこの資本は グローバル資本ですから国境を透明化して世界中が協力して課税するように
しないと、タックスヘイブンの地域に逃げてしまいます。私は「ウーン」と唸ってしまいました。
世界の不平等はそれくらいしないと埋められないかもしれませんね。

100年前には所得税は実現されないと思われていたことを考えると、可能かもしれません。

ピケティ氏は「本を書いた一番の目的は、読者が所得、富、資本などといった問題を考えられるように
なってほしいからです。」と語っていました。

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